2013年02月25日
豊南市場 ~お酒に合う食材とおやつ、お薬編~
雪がちらついた極寒の2月8日(金)、豊南市場を取材して来ました!
TVでも何度も取り上げられている”北摂の台所”です。
海外旅行へ行っても、観光名所よりまずは庶民の市場へGO!でその地域を知るのが好きな私。もちろん豊中に越してきてすぐ、個人的にも行ってみました。
お店の人にアレコレ聞いたり、ちょっとオマケしてもらったり、品物プラスアルファのハッピーがもらえるのが嬉しいですよね。
とはいえ、フルタイムで働いていると平日にゆっくり買い物をする時間もなく・・・
おまけに小さな子どもがいるのでカートに乗せたいし・・・
というわけでこのごろは、週末に近所のスーパーでまとめ買いになってしまっている私です。
だから今回の取材はワクワク!さっそく市場を歩き回ってきまーす!

おや、今日は社会見学に来た小学生もいるようです。みんなメモを取ったり買い物したり、賑やかですね。
まずは練り物がズラーッと並んで、存在感大の練り物専門店、マルゴフーズさん。
創業50年以上のこちらのお店、今は2代目として兄弟で切り盛りされています。この店のオススメは?
「紅しょうがときくらげの練り天ぷらやね。刻んで入れたものは多いけど、スライスして1枚まるまる入ってるのは、うちのオリジナルですわ。」
オーブントースターやグリルで軽く温めれば、揚げたての味。おろしポン酢をのっけてワイルドにかぶりつけば、お酒がすすみそう~!きくらげはコリコリした食感を、紅しょうがはピリリとした味わいを楽しめます。
子どもがおやつ感覚で食べれるものは?
「餃子巻き。肉餃子が入った練り物ね。それとスティックチーズをたまねぎ刻んですり身で巻いたチーズバーグ。あとウィンナー巻き。お弁当のおかずならレンコンやしいたけのはさみ揚げがおいしいよ。」
う~ん、どれもおいしそう。思わず買いすぎてしまった。
「食べきられへんかったら冷凍して、食べる時に自然解凍して加熱調理したらいけるよ。」
なるほど。じゃあ、お酒のアテにピリッと辛いごぼう素揚げももらおかな。
「おおきに。ここの名物、野菜ミンチボールもふんわり甘くてクセになるよ。」

キャベツ・ニンジン・たまねぎ、かまぼこをみじん切りにしてすり身で一口大にした人気商品。10個入って150円は安い!じゃあこれもください。
マルゴフーズさんは、地方によって入っているものが違う「おでん種」も各種取り揃え、キタやミナミのおでん専門店が仕入れに来るそう。
さらに先代から「全国名産品直売所」をキャッチコピーに、辛子レンコンなど、お土産として販売されるような商品も全国各地から仕入れ、安く提供。関西には四国・九州から来た人も多く、故郷を思い出す懐かしい味として喜ばれています。
次は色とりどりの惣菜が並ぶコチラ、はまゆうさん。
ガラスケースにあるものはレギュラー商品。小エビのから揚げ、山芋もずく、ミートボールの甘酢がけ・・・どれもお酒に合いそう。
何度もお酒の話題で恐縮です。しかしおいしそうなものを見ると、つい「これで一杯飲める・・・」になる飲んべえの私です。
そして大皿にのったお惣菜が、日替わり商品。
全て奥の調理場で作っています。イカのフライは火・木がリングで、あとはゲソなのだそう。
この日お店を切り盛りしていた、チャーミングなお2人。どちらも勤続20年、30年の大ベテラン。なのに
「取材?!イヤやわ、私なんもよう答えんわ。アンタやって。」
「何ゆうてんの!アンタ私より長いやないの。アンタ答えーな。」
と謙遜だか押し付け合いだか、掛け合い漫才のようなやりとりがしばし。
とても息の合ったお2人でした。
アジの南蛮漬けや高菜炒めは、ビニール袋に詰めてもらいました。スーパーのお惣菜に慣れていると、ちょっと衝撃です。でもエコですよね。
なんだかアジアン~。
続いてはココ、「丸新菓子店」さん。
40年続くお菓子屋さんです。どんな方が買いに来られるのでしょうか?
「昔なつかしいお菓子が多いから、年配の女性がよく買いに来られます。」
「あとはスナックなど夜の飲食店の方が業務用に買われたり。もちろん子ども用もオリジナルの詰め合わせなんかもありますよ。何円で詰め合わせを作ってほしいと、子ども会からのご用命もいただきます。」
これだけ種類があれば、200~300円でもかなり豪華な詰め合わせを作ってもらえそうですもんね。子どもたち、喜ぶと思います。
お茶うけによさそうな、なつかしのお菓子が並んでいますが、実はワインにも合うのではないでしょうか?
「そうですね、この松露なんかは中にアンコが入っていて、砂糖でコーティングしているので、赤ワインに合うんじゃないですかね。チョコレートは定番ですが、ラムネなんかも意外といけると思いますよ。」
ステキです。思わず呑みすぎてしまいそうです。
二日酔いになっては困るので、豊南市場唯一の薬局「しのだ薬店」さんで何かいいお薬はないか、探してきます。
すみませーん、二日酔いにならないためのお薬はありますか?
「はい。うちは調剤などの治療薬より、予防をメインにしたセルフメデュケーション薬局なんですよ。普段からご利用いただけます。何でも聞いてください。二日酔い予防には、生薬のドリンクと顆粒のオリジナルセットがオススメです。」
最近、疲れがたまりやすいような気がして・・・免疫力も落ちたような。
「滋養強壮のお薬だったら、2年半かけてニンニクを熟成させた抽出エキスや生薬を混ぜたこちらを飲んでみますか?疲れが取れるし、風邪も引きにくくなる。血液のめぐりも良くなるので、冷え性にも効きます。」
カプセルに入れて、飲ませていただきました。う~ん、なんか元気出てきたぞ!
「この店は50年やっていて、私は2代目です。昔は庄内だけで薬屋が56店舗もありましたが、個人商店は減りましたね。うちではキメ細かいアフターフォローを心がけています。」

「しのだ薬店」さんでは、毎月顧客に予防と養生法などを載せたおたよりを送ったり、店内で「健康講座」を開いたり、個人商店ならではのサービスをされています。
普段はチェーンのドラッグストアばっかり利用するのですが、体調の気になるところを話しながらアドバイスもいただける、対面販売の良さを実感しました。
市場で買い物をすると、元気をもらえたり、専門店ならではのアドバイスをもらえたり、なんだかホクホクした気持ちを持って帰れますよね!
オマケしてもらいながら買った食材は、おいしくいただきました。
取材にご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!
「とよなかカラフル」では、3月16日(土)にまち歩きイベントを企画しています。今回の取材が活かされるよう、中身を練っているところですが、私たちスタッフが今まで取材してきた中から、オススメのスポットをご紹介しながら歩いて回り、店主のとっておきのお話を聞きながらお買い物を楽しんでいただこうと計画中です。
まち=ひとの魅力に触れて、ホクホクした気持ちになってもらえるイベントが作れるよう、がんばります!

TVでも何度も取り上げられている”北摂の台所”です。
海外旅行へ行っても、観光名所よりまずは庶民の市場へGO!でその地域を知るのが好きな私。もちろん豊中に越してきてすぐ、個人的にも行ってみました。
お店の人にアレコレ聞いたり、ちょっとオマケしてもらったり、品物プラスアルファのハッピーがもらえるのが嬉しいですよね。
とはいえ、フルタイムで働いていると平日にゆっくり買い物をする時間もなく・・・
おまけに小さな子どもがいるのでカートに乗せたいし・・・
というわけでこのごろは、週末に近所のスーパーでまとめ買いになってしまっている私です。
だから今回の取材はワクワク!さっそく市場を歩き回ってきまーす!
おや、今日は社会見学に来た小学生もいるようです。みんなメモを取ったり買い物したり、賑やかですね。
まずは練り物がズラーッと並んで、存在感大の練り物専門店、マルゴフーズさん。
創業50年以上のこちらのお店、今は2代目として兄弟で切り盛りされています。この店のオススメは?
「紅しょうがときくらげの練り天ぷらやね。刻んで入れたものは多いけど、スライスして1枚まるまる入ってるのは、うちのオリジナルですわ。」
オーブントースターやグリルで軽く温めれば、揚げたての味。おろしポン酢をのっけてワイルドにかぶりつけば、お酒がすすみそう~!きくらげはコリコリした食感を、紅しょうがはピリリとした味わいを楽しめます。
子どもがおやつ感覚で食べれるものは?
「餃子巻き。肉餃子が入った練り物ね。それとスティックチーズをたまねぎ刻んですり身で巻いたチーズバーグ。あとウィンナー巻き。お弁当のおかずならレンコンやしいたけのはさみ揚げがおいしいよ。」
う~ん、どれもおいしそう。思わず買いすぎてしまった。
「食べきられへんかったら冷凍して、食べる時に自然解凍して加熱調理したらいけるよ。」
なるほど。じゃあ、お酒のアテにピリッと辛いごぼう素揚げももらおかな。
「おおきに。ここの名物、野菜ミンチボールもふんわり甘くてクセになるよ。」
キャベツ・ニンジン・たまねぎ、かまぼこをみじん切りにしてすり身で一口大にした人気商品。10個入って150円は安い!じゃあこれもください。
マルゴフーズさんは、地方によって入っているものが違う「おでん種」も各種取り揃え、キタやミナミのおでん専門店が仕入れに来るそう。
さらに先代から「全国名産品直売所」をキャッチコピーに、辛子レンコンなど、お土産として販売されるような商品も全国各地から仕入れ、安く提供。関西には四国・九州から来た人も多く、故郷を思い出す懐かしい味として喜ばれています。
次は色とりどりの惣菜が並ぶコチラ、はまゆうさん。
ガラスケースにあるものはレギュラー商品。小エビのから揚げ、山芋もずく、ミートボールの甘酢がけ・・・どれもお酒に合いそう。
何度もお酒の話題で恐縮です。しかしおいしそうなものを見ると、つい「これで一杯飲める・・・」になる飲んべえの私です。
そして大皿にのったお惣菜が、日替わり商品。
全て奥の調理場で作っています。イカのフライは火・木がリングで、あとはゲソなのだそう。
この日お店を切り盛りしていた、チャーミングなお2人。どちらも勤続20年、30年の大ベテラン。なのに
「取材?!イヤやわ、私なんもよう答えんわ。アンタやって。」
「何ゆうてんの!アンタ私より長いやないの。アンタ答えーな。」
と謙遜だか押し付け合いだか、掛け合い漫才のようなやりとりがしばし。
とても息の合ったお2人でした。
アジの南蛮漬けや高菜炒めは、ビニール袋に詰めてもらいました。スーパーのお惣菜に慣れていると、ちょっと衝撃です。でもエコですよね。
なんだかアジアン~。
続いてはココ、「丸新菓子店」さん。
40年続くお菓子屋さんです。どんな方が買いに来られるのでしょうか?
「昔なつかしいお菓子が多いから、年配の女性がよく買いに来られます。」
これだけ種類があれば、200~300円でもかなり豪華な詰め合わせを作ってもらえそうですもんね。子どもたち、喜ぶと思います。
お茶うけによさそうな、なつかしのお菓子が並んでいますが、実はワインにも合うのではないでしょうか?
「そうですね、この松露なんかは中にアンコが入っていて、砂糖でコーティングしているので、赤ワインに合うんじゃないですかね。チョコレートは定番ですが、ラムネなんかも意外といけると思いますよ。」
ステキです。思わず呑みすぎてしまいそうです。
二日酔いになっては困るので、豊南市場唯一の薬局「しのだ薬店」さんで何かいいお薬はないか、探してきます。
すみませーん、二日酔いにならないためのお薬はありますか?
「はい。うちは調剤などの治療薬より、予防をメインにしたセルフメデュケーション薬局なんですよ。普段からご利用いただけます。何でも聞いてください。二日酔い予防には、生薬のドリンクと顆粒のオリジナルセットがオススメです。」
最近、疲れがたまりやすいような気がして・・・免疫力も落ちたような。
「滋養強壮のお薬だったら、2年半かけてニンニクを熟成させた抽出エキスや生薬を混ぜたこちらを飲んでみますか?疲れが取れるし、風邪も引きにくくなる。血液のめぐりも良くなるので、冷え性にも効きます。」
カプセルに入れて、飲ませていただきました。う~ん、なんか元気出てきたぞ!
「この店は50年やっていて、私は2代目です。昔は庄内だけで薬屋が56店舗もありましたが、個人商店は減りましたね。うちではキメ細かいアフターフォローを心がけています。」
「しのだ薬店」さんでは、毎月顧客に予防と養生法などを載せたおたよりを送ったり、店内で「健康講座」を開いたり、個人商店ならではのサービスをされています。
普段はチェーンのドラッグストアばっかり利用するのですが、体調の気になるところを話しながらアドバイスもいただける、対面販売の良さを実感しました。
市場で買い物をすると、元気をもらえたり、専門店ならではのアドバイスをもらえたり、なんだかホクホクした気持ちを持って帰れますよね!
オマケしてもらいながら買った食材は、おいしくいただきました。
取材にご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!
「とよなかカラフル」では、3月16日(土)にまち歩きイベントを企画しています。今回の取材が活かされるよう、中身を練っているところですが、私たちスタッフが今まで取材してきた中から、オススメのスポットをご紹介しながら歩いて回り、店主のとっておきのお話を聞きながらお買い物を楽しんでいただこうと計画中です。
まち=ひとの魅力に触れて、ホクホクした気持ちになってもらえるイベントが作れるよう、がんばります!

Posted by とよなかカラフル at 09:54│Comments(0)
│取材後記
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