とよなかカラフル › 取材後記

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2013年04月01日

スペシャルコンテンツ『とよなかめら』番外編

「とよフル」スタッフによるスペシャルコンテンツ
『カメラを通して、豊中を新発見&再発見!! とよなかめら』
飛行機編を公開中ですが、
「服部緑地でピクニック編」
「庄内の文化住宅を巡る編」なども考えていました。

中でも、「服部緑地でピクニック編」は、昨年秋に下見へ。

『MELK café』のパンや
『森のおはぎ』のおはぎ、
『アルチザン』のクッキーを持って、
乙女ピクニックです。



秋だったので、
松ぼっくりなどのアイテムも拾ってゆきました。



ランチ&おやつタイムを満喫しながら過ごしていると、
「こういう写真を撮ってみてはどうだろう?」と
アイデアがむくむくと湧いてきます。


コップから、しゅわっと、雲をはじけさせたり。


クッキーと、空と、緑というのも、なんだかかわいらしいのです。


おはぎと緑も合う気がします。

『とよなかめら』はカメラを通して、とよなかを再発見しようというもの。
とよなかゆかりのお菓子とコラボして、
「かわいい写真を撮る!」という試みもしました。
豊中でしか撮れない一枚になるんですよね!!

『とよなかカラフル』で紹介しているお店のアイテムと、
豊中の風景をコラボさせて、こんな一枚がとれた!などありましたら、
フェイスブックで教えていただけると嬉しいです~

  

Posted by とよなかカラフル at 14:43Comments(0)取材後記

2013年03月04日

豊南市場~バーベキューパーティをするなら~

豊中在住歴が一番長いにも関わらず、『豊南市場』へ買い物に来たことは数えるほどしありませんでした。
母親世代はよく買物へ来ていましたが、普段スーパーで短時間で買い物を済ませてしまいがちな
とよフル世代を代表して、久しぶりの市場でワクワクよりどきどきしながら、テーマを決めて市場内を巡りました。



私のテーマは「バーベキューパーティーをするなら」。

これから暖かくなり、家族や友だちとお花見バーベキューする時、
豊南市場に来たら、一度で全てが揃います。

まずは、バーベキューの主役“お肉”!『肉のさかえ』は和牛専門店。焼肉用としては、600~1500円/gと数種類あり、「直火で焼き、子どもやお年よりが食べやすいものは?」とお尋ねしたら「どのお肉も国産だからおいしけど、一番バランスがいいのが、コレ(800円/g)」をオススメしていただきました。あまり安くないのでは?そんなことはありません。デパート等で購入したら、お値段が倍ぐらいになるそうです!



また、「国産牛は冷めても硬くならずおいしいので、お弁当にも最適」と教えていただきました。もちろん、焼肉用だけでなく、すき焼きやしゃぶしゃぶ等鍋料理用の薄切りもあり、サービスデーには店頭商品がとってもお買い得に!


ステーキ用をスライスしていたイケメンな店員さん、実はお笑い芸人さんです。


次に、お肉ばかりでは栄養のバランスが気になるので、豊南市場直営の野菜コーナーへ。南口の近くはきのこ類やトマト、ピーマン、きゅうりなどが充実しています。玉ねぎも北海道産、淡路島産と2種類有り、価格差が200円も。「高いけど、淡路島産の方が甘くておいしいよ」と言われると、子どもの野菜嫌いを改善したいと考える母親目線で、奮発して淡路島産を購入してしまいました。かぼちゃは大きなものを切り分けてあり、欲しい量のものを選んで買えます。



お肉に野菜と山の幸が揃ったので、今度は海の幸を探していた時、威勢のいい呼び声が。
思わず立ち止まった先は『えび専門店』!この日は養殖のブラックタイガー、天然のバナメイエビ、赤足エビが揃っていました。バーベキュー用にどれを買えばいいか迷っていたら「そのまま焼いて食べるなら、色鮮やかな赤色になり、身がしまっているブラックタイガーがいいよ」と教えていただきました。エビの大きさで値段も変わり、調理法によってどれを買えばいいか教えてもらえるのは、市場ならでは。ちなみに、エビフライをするときは、バナメイエビがいいそうです。



さあ、食材がそろったので、最後に食器を求めて、『長谷川商店』へ。主に市場の人や業者の方が購入しに来られるので、数量の多い紙皿や紙コップ、割り箸などお弁当の容器などを種類豊富に取り揃っています。パーティやバザーなどイベントをする企業や個人の方も時々買っていくそうです。中でも業務用と書かれたクッキングペーパーや食品用ラップフィルムは人気があるとのこと。



市場で、お店の方と会話を楽しみながら買い物をすると、お肉や野菜などの特徴やおいしい調理方法が聞けて、お料理する意欲がぐんぐん増すような気が?!手にした品物以上の何かを得るような気がします。食品だけではなく、日用品もあって、業務用をが手に入るので、ちょっと得した気分。

さすがに寒いのでバーベキューではなく、家の中で焼肉パーティーしましたが、暖かくなったら豊南市場で、食材を揃えて、バーベキューを計画したいと思います。

  

Posted by とよなかカラフル at 09:00Comments(0)取材後記

2013年03月01日

豊南市場 ~関西ならでは鯨肉で“はりはり鍋”~

先日取材のお願いに行ってきた豊南市場。スタッフ4人、それぞれにテーマを決めて、取材をすることに。関西に来てまだ一年未満の私のテーマはこちらに遊びに来た友人に喜んでもらえるよう「関西ならでは鯨肉で“はりはり鍋”」です。

まずは、市場にこんな店があることにびっくりした鯨肉専門店『田井鯨肉店』さん。店主の田井謙吉さんによれば、「関西でも鯨肉専門店自体が今はめずらしい。でも関西では関東より今でもよく食べられているんじゃないかな。飲食店に卸すことも多いです」とのこと。




一度も食べたことのない鯨肉。どんな風に調理するのがおいしいのか全く分からないけれど興味深々。

「鯨肉といったらおでん。あと “はりはり鍋”だね。」

はりはり鍋! はじめて聞きました。水菜と鯨肉の鍋だそうですね。名前も面白いし、鍋だったら大人数でも楽しめるし、「関西ならでは鯨肉での“はりはり鍋”」でおもてなし。喜んでもらえそうな気がします。

さて、鯨肉にもいろいろな種類があるのですね。“はりはり鍋”によく使う部位はどこですか。




「どこでもいけるよ。鹿の子がオススメだね。皮の脂身も旨みが出ておいしいよ。赤身もいけるよ」

じゃぁ、お手ごろ価格の赤身をもらおうかな。赤身はどの方向に切ったらいいのですか?

「繊維に逆らって5mmくらい薄く切るといいよ。」

…こんな風に珍しくて食べたことがない、どう料理するのが美味しいか分からなくても、田井さんに質問すると、とびきりの笑顔で、丁寧に教えてくださるので鯨肉が一気に身近になったような気がしました。


鍋といえば昆布、ということで『豊中松前昆布本舗』さんへ。出迎えてくれたのは店主の奥様、東良文子さん。
 



ここのイチオシはなんといっても羅臼昆布。

「昆布の王様といわれているくらいおいしい。うちは天然ものにこだわって販売しています。傷があるのは天然の証拠なんです。スーパーで買うより品物が良くて安い!」

天然ものは幅が毎年違う。今年の羅臼昆布は幅が広くて、おいしい真ん中の部分が多い、ということも、ここで教えていただいて初めて知りました。



写真は恥ずかしがりやの文子さんのかわりに撮影に応じてくれたスタッフの『なかさん』


オススメの昆布はどれですか?

「140gで1100円のこれなんかお得ですよ。商売人さんもよく買われます」

わぁ。沢山入っていますね。でも使いきれるかなぁ?

「湿気のないところで保管すれば2年くらい持ちますよ。かえって繊維がやわらかくなって良い出汁がとれるようになります。表面が白くなってくるけど、それはうま味成分が浮いてきてるだけだから大丈夫」

2年も持つんですね。これで鍋の出汁とったら最高だろうな。ちなみに出汁をとった後の昆布食べるのもオススメとのこと。

文子さんは関東出身とのこと、ついでにお土産になりそうな商品も教えてもらいました。

「佃煮を買われるお客様が多いですが、喜ばれるのは断然、汐吹昆布ですね。」

確かに実家に帰るときはいつも買ってこいと言われています。お土産だけではなく普段の食事のもう一品にも汐吹昆布が使えるとか。例えばスライスしたきゅうりに細切汐吹を適量入れて、軽く揉むように混ぜるだけ、野菜炒めの仕上げに細切汐吹を入れるだけで一品完成!他に何も調味料がなくてもおいしいとか。さっそく今度やってみます!

お土産の相談から、普段の食事レシピのアイディアまで昆布に関する話が尽きませんでした。取材中もお土産の相談にいらしているお客様が…。


おいしい鯨肉に、最高級の昆布。もうひとつはりはり鍋に必要なのは水菜です。ということで、次は市場のなかでもひと際元気な声が聞こえてくる青果専門店『豊政』さんへ。





季節のお野菜の他、色々な種類のハーブやロマネスコなどのめずらしい野菜が並んでいます。




「うちの店の特徴をひとことでいうと“めずらしいお野菜とめずらしい人”だからね。」

めずらしい人って(笑)。




「プロの料理人のお客様も多いので、『こんな野菜もここで手に入らないか』というニーズにこたえて、変わった野菜も取り扱うようになったのです。朝だったらもうちょっと色んな変わった野菜があったんだけどなぁ。」と岡田慎治さん。

あらま。じゃぁ今度は朝来てみようっと。大根、白菜、ほうれん草など季節のお野菜も新鮮で元気そうですね! では鍋用に水菜をいただこうかな。この水菜もピンピンしているなぁ。

鍋といえば豆腐も入れたい!といことで、豆腐の『石川屋』さんへ。袋井ご夫婦中心に営まれているここの手づくり豆腐はプロからも「美味しい」と評判だとか。




搾りたての豆乳もここで飲めます。




「スーパーで買う豆乳とは濃さが全然ちがうはず。うちの豆乳を使った鍋も美味しいよ。豆乳600g、出汁600g薄口しょうゆ、味噌で味を整えるのがオススメ。私が試してみてこの分量が一番美味しかったので、お客さんにすすめています」

ほぉ。豆腐屋さん直伝の豆乳鍋、おいしくないわけがありません。今度は素なんて使わないで、ここの豆乳でやってみよう!

ここでは鍋にオススメという焼き豆腐を購入。豆腐屋さんの豆腐というとスーパーよりお高いイメージがありましたが、購入した焼き豆腐は120円、絹や木綿、嵯峨は1丁100円です。安い…。余談ですが嵯峨という豆腐の種類は関西に来て初めて知りました。

さぁこれで「関西ならでは鯨肉でのはりはり鍋」準備完了です。




ポン酢で頂く美味しくいただきました。昆布出汁が良く効いていると、鍋の香り、風味が全然違いました。鯨肉は初めて頂きましたがクセがなくて美味しかったです。半分は竜田揚げに。これは酒のアテにも最高です。水菜はシャキシャキ(いや、はりはりか…)で新鮮!驚いたのは豆腐。すごく味が濃かったです。スーパーの豆腐との差は歴然としています。

市場のみなさんと話していると、自分のお店の商品への愛が伝わってきます。私もスーパーで買ってきたものよりも、大切に食べようという気持ちが芽生えていることに気付きました。こんな気持ちになるのもやはり、店主と直接お話ができる市場ならではじゃないでしょうか。関西弁飛び交う市場で一緒にお買いものするだけでも、関東の友人には楽しんでもらえそうな気がします。

  

Posted by とよなかカラフル at 12:14Comments(0)取材後記

2013年02月25日

豊南市場 ~お酒に合う食材とおやつ、お薬編~

雪がちらついた極寒の2月8日(金)、豊南市場を取材して来ました!
TVでも何度も取り上げられている”北摂の台所”です。


海外旅行へ行っても、観光名所よりまずは庶民の市場へGO!でその地域を知るのが好きな私。もちろん豊中に越してきてすぐ、個人的にも行ってみました。

お店の人にアレコレ聞いたり、ちょっとオマケしてもらったり、品物プラスアルファのハッピーがもらえるのが嬉しいですよね。

とはいえ、フルタイムで働いていると平日にゆっくり買い物をする時間もなく・・・
おまけに小さな子どもがいるのでカートに乗せたいし・・・
というわけでこのごろは、週末に近所のスーパーでまとめ買いになってしまっている私です。


だから今回の取材はワクワク!さっそく市場を歩き回ってきまーす!


おや、今日は社会見学に来た小学生もいるようです。みんなメモを取ったり買い物したり、賑やかですね。


まずは練り物がズラーッと並んで、存在感の練り物専門店、マルゴフーズさん。


創業50年以上のこちらのお店、今は2代目として兄弟で切り盛りされています。この店のオススメは?

「紅しょうがときくらげの練り天ぷらやね。刻んで入れたものは多いけど、スライスして1枚まるまる入ってるのは、うちのオリジナルですわ。」

オーブントースターやグリルで軽く温めれば、揚げたての味。おろしポン酢をのっけてワイルドにかぶりつけば、お酒がすすみそう~!きくらげはコリコリした食感を、紅しょうがはピリリとした味わいを楽しめます。


子どもがおやつ感覚で食べれるものは?

「餃子巻き。肉餃子が入った練り物ね。それとスティックチーズをたまねぎ刻んですり身で巻いたチーズバーグ。あとウィンナー巻き。お弁当のおかずならレンコンやしいたけのはさみ揚げがおいしいよ。」

う~ん、どれもおいしそう。思わず買いすぎてしまった。


「食べきられへんかったら冷凍して、食べる時に自然解凍して加熱調理したらいけるよ。」

なるほど。じゃあ、お酒のアテにピリッと辛いごぼう素揚げももらおかな。

「おおきに。ここの名物、野菜ミンチボールもふんわり甘くてクセになるよ。」


キャベツ・ニンジン・たまねぎ、かまぼこをみじん切りにしてすり身で一口大にした人気商品。10個入って150円は安い!じゃあこれもください。


マルゴフーズさんは、地方によって入っているものが違う「おでん種」も各種取り揃え、キタやミナミのおでん専門店が仕入れに来るそう。
さらに先代から「全国名産品直売所」をキャッチコピーに、辛子レンコンなど、お土産として販売されるような商品も全国各地から仕入れ、安く提供。関西には四国・九州から来た人も多く、故郷を思い出す懐かしい味として喜ばれています。



次は色とりどりの惣菜が並ぶコチラ、はまゆうさん。


ガラスケースにあるものはレギュラー商品。小エビのから揚げ、山芋もずく、ミートボールの甘酢がけ・・・どれもお酒に合いそう。
何度もお酒の話題で恐縮です。しかしおいしそうなものを見ると、つい「これで一杯飲める・・・」になる飲んべえの私です。

そして大皿にのったお惣菜が、日替わり商品。


全て奥の調理場で作っています。イカのフライは火・木がリングで、あとはゲソなのだそう。


この日お店を切り盛りしていた、チャーミングなお2人。どちらも勤続20年、30年の大ベテラン。なのに

「取材?!イヤやわ、私なんもよう答えんわ。アンタやって。」

「何ゆうてんの!アンタ私より長いやないの。アンタ答えーな。」

と謙遜だか押し付け合いだか、掛け合い漫才のようなやりとりがしばし。
とても息の合ったお2人でした。



アジの南蛮漬けや高菜炒めは、ビニール袋に詰めてもらいました。スーパーのお惣菜に慣れていると、ちょっと衝撃です。でもエコですよね。
なんだかアジアン~。





続いてはココ、「丸新菓子店」さん。


40年続くお菓子屋さんです。どんな方が買いに来られるのでしょうか?

「昔なつかしいお菓子が多いから、年配の女性がよく買いに来られます。」


「あとはスナックなど夜の飲食店の方が業務用に買われたり。もちろん子ども用もオリジナルの詰め合わせなんかもありますよ。何円で詰め合わせを作ってほしいと、子ども会からのご用命もいただきます。」

これだけ種類があれば、200~300円でもかなり豪華な詰め合わせを作ってもらえそうですもんね。子どもたち、喜ぶと思います。


お茶うけによさそうな、なつかしのお菓子が並んでいますが、実はワインにも合うのではないでしょうか?

「そうですね、この松露なんかは中にアンコが入っていて、砂糖でコーティングしているので、赤ワインに合うんじゃないですかね。チョコレートは定番ですが、ラムネなんかも意外といけると思いますよ。」

ステキです。思わず呑みすぎてしまいそうです。
二日酔いになっては困るので、豊南市場唯一の薬局「しのだ薬店」さんで何かいいお薬はないか、探してきます。


すみませーん、二日酔いにならないためのお薬はありますか?


「はい。うちは調剤などの治療薬より、予防をメインにしたセルフメデュケーション薬局なんですよ。普段からご利用いただけます。何でも聞いてください。二日酔い予防には、生薬のドリンクと顆粒のオリジナルセットがオススメです。」

最近、疲れがたまりやすいような気がして・・・免疫力も落ちたような。

「滋養強壮のお薬だったら、2年半かけてニンニクを熟成させた抽出エキスや生薬を混ぜたこちらを飲んでみますか?疲れが取れるし、風邪も引きにくくなる。血液のめぐりも良くなるので、冷え性にも効きます。」


カプセルに入れて、飲ませていただきました。う~ん、なんか元気出てきたぞ!

「この店は50年やっていて、私は2代目です。昔は庄内だけで薬屋が56店舗もありましたが、個人商店は減りましたね。うちではキメ細かいアフターフォローを心がけています。」

「しのだ薬店」さんでは、毎月顧客に予防と養生法などを載せたおたよりを送ったり、店内で「健康講座」を開いたり、個人商店ならではのサービスをされています。

普段はチェーンのドラッグストアばっかり利用するのですが、体調の気になるところを話しながらアドバイスもいただける、対面販売の良さを実感しました。





市場で買い物をすると、元気をもらえたり、専門店ならではのアドバイスをもらえたり、なんだかホクホクした気持ちを持って帰れますよね!

オマケしてもらいながら買った食材は、おいしくいただきました。
取材にご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!







「とよなかカラフル」では、3月16日(土)にまち歩きイベントを企画しています。今回の取材が活かされるよう、中身を練っているところですが、私たちスタッフが今まで取材してきた中から、オススメのスポットをご紹介しながら歩いて回り、店主のとっておきのお話を聞きながらお買い物を楽しんでいただこうと計画中です。

まち=ひとの魅力に触れて、ホクホクした気持ちになってもらえるイベントが作れるよう、がんばります!


  

Posted by とよなかカラフル at 09:54Comments(0)取材後記

2013年02月22日

豊南市場 ~乙女のおやつタイム~

3月16日(土)開催の
「てくてく 岡町 服部 庄内 さんぽ」でお世話になる『豊南市場』へ
スタッフ4人でお買い物。

それぞれにテーマを決めて、市場をまわりました。

私のテーマは「乙女のおやつタイム」。





市場というと、「野菜や魚、肉!!」のイメージですが、
お茶屋さんや和菓子屋さんもあるんですよ。

☆★☆

まず、最初にうかがったのは『宇治豊香園』さん。

店主である齊藤輝博さんは、
もともとご実家が京都・宇治でお茶屋さんをやっていらっしゃったとのこと。
だから、お店には、
京都・宇治より産地直送の宇治茶を中心に、
玄米茶、麦茶、ウーロン茶をはじめ、
杜仲茶、グァバ茶、ハトムギ茶、ドクダミ茶、黒豆茶といった健康茶など、
なんと200種類ほども並んでいます。

日常的に飲んでいるお茶ですが、珈琲や紅茶に比べて、
「このお茶は、こんな味で、ここがいいんだよねー」など飲み比べたこともなく、
ただスーパーで売っているものを買っていました。
でも、改めて、お茶を見てみると、いろんな種類がありますね。
宇治茶の中にも、「煎茶」「冠せ茶」「深むし茶」と。


「冠せ茶はね、甘みのあるお茶なんですよ。
茶葉を日光に当てないようにしたので、
葉の甘みが出ているんですね」と齊藤さん。
その場で、試飲させてもらいました。

うん。本当に、甘い。
しかも、おいしいお茶の淹れ方まで、レクチャーしてくださいました。
たまのリラックスタイムには、丁寧にお茶を淹れたいですね。

こうして、店主さんと話してみることで、
発見があったりして、「対面販売って、やっぱりいいよね」と思うものの、
恥ずかしがり屋の私は、話しかけられるとドギマギして、
その場を離れてしまうんですよね。
そんな時、店主さんと近づくきっかけは、グリーンティにあり!
懐かしいあまみのあるグリーンティ1杯50円。
それを味わいながら、お茶を眺めて、気になったらお話を聞く。
珈琲や生姜湯、抹茶湯、ゆず茶(各80円)、
夏にはソフトクリーム(ミニカップ120円、コーン180円)も。


次に、『吉秀榮壽堂』さんへ。

「こんなところに、こんな名店が!」とびっくりな和菓子屋さん。
店主の瀬々倉定雄さんはなんと80歳。
今も現役の和菓子職人として、和菓子を作り続けていらっしゃいます。

取材にうかがった日、お店にいらっしゃったのは、
奥さんと、娘さん。

「大阪府知事よりなにわの名工受賞」「厚生労働大臣より卓越技能章受賞」
「叙勲、黄綬褒章受賞」など、多数の受賞歴をお持ちの瀬々倉定雄さん。

いろんな秘話があるんです。

たとえば、
今や、和菓子の定番である苺大福や
ブロッコリー入りのおまんじゅうに、ちくわの穴に水ようかん・・・など、
30年以上前に、それらを作っていらっしゃったとか。
凄まじい、発想力!

「今の時代だったらヒットしたかもしれないものがあったんですけど、
30年前では、ちょっと・・・」とおふたり。
今、店頭に並んでいるのは、買い物にいらっしゃる方の年齢層に合わせて、
オーソドックスなものを並べているのだとか。

添加物をできる限り使わず、
一つひとつ、一から手づくりされた、こだわりの和菓子は、
昔ながらの、素朴で、優しいおいしさ。
見た目も、上品な美しさがあります。


ちなみに、和菓子だけに限らず、
もの作りにはとってもこだわりのある瀬々倉定雄さん。
この包装紙のデザインもされたそうです。
このマーク、何に見えますか?

“鳥”とのことです。
お店の看板にも、このマークが。
モダンでしょ。

☆★☆

私のお買い物は以上で終わり♪

『宇治豊香園』さんの「深むし茶」と
『吉秀榮壽堂』さんの和菓子で、
ほっこり、乙女のおやつタイム。
  

Posted by とよなかカラフル at 09:49Comments(0)取材後記